マキタスポーツが語る「汁はとにかく再利用して下さい」

2014/12/01

キキマス! マキタスポーツ 脊山麻理子 大谷ノブ彦 料理

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今回は2014年11月4日放送「大谷ノブ彦 キキマス!」
「キキマス!」その1の一部を
起こしたいと思います。


大谷ノブ彦(以下、大谷)
さあ、マキタさん。
かなり汁のこだわりがあるということで、そもそも・・

マキタスポーツ(以下、マキタ)
でも前提として言っておきたいのが僕はかなり変です。
僕は変だと思ってなかったんですが、
これはかなり人から言わせると変だって言われるんですけど。

むしろ汁が好きというか癖のレベル。
で、僕は「汁史観」って言いまして、全て汁で出来ていると。
地球上の7割はだいたい汁で出来ているでしょ?っていう話でね。

脊山麻理子(以下、脊山)
海。

マキタ
あれ海って言うんですか?
あれを「汁」って僕は呼んでたんですけど。

大谷
あれのこと汁と呼んでました?
じゃあ「汁開き」ですか(笑)

マキタ
「汁の家」ってあるじゃないですか?

大谷
ないよ!

マキタ
「汁の家で食べるカレーとか美味しいよね」って話ですけど・・ないですか?
あと人体もほとんど汁で出来ているじゃないですか?

大谷
ああでもそうだよね、それこそ海だって言うよね。
だからナトリウムなんだって血液ってね。

マキタ
でね、まあ僕はそのくらい汁のことが好きっちゃ好きなんですが。
僕の場合はこういうおつゆ・スープももちろんさることながら、
なんか残り汁みたいなやつ?

炒め物で残ったような汁とかあるじゃないですか?
中華系のものとかで強い火力で炒めたの中にちょっとあんかけ状にして
残った汁ありますよね?あれ僕もうちょっとヨダレが出てますけど。

あれを捨てるのが嫌なんですよ。
よく「俺、汁が好きなんですよ」っていう人とも話をするんですよ。

「俺好きなんだよね」って乗っかってくる人もいるんですけど
平気でそういう汁とか残しているんですよ。

大谷
さすがにそこは残す人の方が多いんじゃないの?



マキタ
多いんです、でも僕がそれは嫌なんです。
だから僕、逆に言うとそういう皆で大皿・・
中華料理屋さんとかに行って余るじゃないですか、汁が?

それが嫌なんですよ、だから最後まで計算して本当に
その例えばかき玉スープみたいなやつがあるでしょ?
中華屋さんの美味しいじゃないですか?

あれとかを「最後はこのスープで」とか言うんだけど、
ちょっと3割くらい最後残したりとかするんですよ。
それは「お前、汁を冒涜している」って話なんですよ。

だから残さないように、しかも他のところで
その例えばレバニラ炒めで残ったそこの汁、
それも全部再利用して下さい。

大谷
あれはどう利用すればいいんですか?

マキタ
白いご飯があるじゃないですか!
白いご飯を持ってきてそれをちゃんとかけて全部利用できるじゃないですか!
ねこまんまにして食べればいいんですよ!

大谷
僕、男でご飯を汚さない奴は本当に嫌いだもん。

マキタ
最終的には・・だから白いキャンバスをね、あれは絵なんですよ。

大谷
あれは画用紙なんだ(笑)

マキタ
あれを最後、現代的なアートにしてパーンっつってね。
ペインティングするかのようにして汚してね、
僕は「かどわかして食べる」って言うんですけど。

あういう感じで最後はそういう小さい酒池肉林感を
自分の小宇宙の中で小皿の中で楽しむわけですよ。

大谷
これは本当に分かります、美味いものしかも。

マキタ
でね今日、僕自分なりの汁のこだわりということで
いくつか今日のコンディションで好きなものとかを挙げていきたいと思います。

まず最初に挙げたいのが、我が山梨故郷のソウルフードほうとう
これね、ほうとうねまあ1日目のほうとうは・・あれ鍋料理ですから。
そのままこれで食べても良いんですけど。

翌日鍋に残るんですよ。
でね、もう麺とかがグダグダの状態でだらしない状態になってるんですよ。

大谷
カボチャもねもう崩れちゃってる。

マキタ
あれを冷たい状態のまま、あつあつの炊きたてのご飯の上にかけて食べるんです。
まるでカレーをかけて食べるように。

これは実は地元の人が絶対に言うなって言われてることですけど。
恥ずかし料理なんですよ。

大谷
山梨県民にとってはその食べ方してんだよってそんなことは言えない。

マキタ
今、山梨で聞いてる人たちはもう大変な騒ぎですよ。
「あっ、言っちゃった」みたいな。
だけど本当にそういう恥ずかしいものが実は美味しいんですよ。

大谷
分かるなー、味噌汁もそうだもん田舎は。
漁師町だと残ったの、冷たいのを温かいのにぶっかけるっていうのはね。
美味いんだよ、恥ずかしくて。

マキタ
そのギャップ?冷たい汁とあつあつのご飯が絡み合ってさ。
融け出していくわけですよ。この融和感ですね。
これがたまらないんですね。

大谷
僕はもうほうとう食べると武田軍が無理して持って行かせたと。
とにかく兵士に士気が落ちたときにほうとう食わせると元気になるという
その思いも込めて食べるから

「自分いま武田軍に近づいているな」って
「信玄さんいただいています」っていう気持ちで食べます、僕は。

マキタ
近づいてません!妄想食いがすごいですね。
そういう背景食いっていうんですけど、
想像を膨らませていくことは良いことだと思います。

で次、これ大谷くんもよくご存じだと思うんですけど
名古屋に「味仙」っていう台湾料理屋があるんですね。
「味仙」の「こぶくろ」があるんですよ。

大谷
一番最初に・・とんでもないスピードで出てくるんですけどね(笑)

マキタ
そう!とにかく頼んだらすぐ出てくるんですよ。
この「こぶくろ」が美味いんですけど、この「こぶくろ」の汁ですよ!

大谷
残ったやつ?

マキタ
残ったやつ、めちゃくちゃ美味いんですよ!あれ。

大谷
あれは辛いんだよね。
酒飲みはたまんない・・あっ、来てるよモロさん来てる。
ニッポン放送アナウンサー師岡さん、「味仙」大好き?

師岡正雄アナ(以下、師岡)
名古屋出張は「味仙」ですよね。

大谷
「こぶくろ」の汁は残すでしょ?さすがに。

師岡
残します。

マキタ
残さないで下さい、師岡さん!
あの汁に「味仙」のギョウザあるでしょ?あの汁にギョウザを付けて食べるんです。
そしたら再利用できてめちゃくちゃ美味い、もうヨダレが止まりませんけども。

大谷
俺たちはもうすぐ台湾ラーメンとごはんセットに行っちゃいますもんね。
それはまだ早いんだ!

マキタ
ちょっと我慢して下さい。

師岡
我慢してその前にちょっとコブクロの汁にギョウザ。

大谷
コブクロがまた出るのが早いでしょ?
あれ絶対コブクロ頼みそうな顔だなって厨房で(笑)

マキタ
待ってるわけだね、クラウチングスタートみたいな状態で待ってんだね(笑)

師岡
もう来年の名古屋出張はそれですね!
みんなスポーツ部のメンバーは「味仙」の台湾ラーメン大好きですから。

大谷
ニンニクチャーハンをおかずにご飯いけますからね、不思議と。

マキタ
いや本当ね、ご存じない方はちょっと心苦しいですけど。
是非とも「味仙」の。

大谷
ありがとうございます、わざわざ中に入ってきて・・
こんなことあります?

マキタ
だから汁の引力がすごいんですよ。

大谷
あれはでも俺残してたな。

マキタ
いや残さないで、みんなのこともありますから残り汁だけをとっとくんですよ。
で、ギョウザを一番最初はプレーンでいただきますよ。
そのままでいただくんですけど。

2個目からは僕は半分だけ食べて断面を作ってそこの断面のところに
その「味仙」のコブクロの余った汁をちょっとくぐらせて
中にまた小宇宙を作って口の中に放り込むわけだ!

これがまた最高なの!でね、これが相互作用っていうんですかね?
その断面のところからギョウザの汁がまた出てくるんですよね。
だから汁が汁を呼び込んで、またそこに小皿の中で独特の自分の汁が出来るんですよ。

大谷
想像してなかった、それは。

マキタ
でしょ?それをまた最後白いご飯の上にちょっとかけて食べてみて下さい。

大谷
またご飯の野郎がそれを受け止めやがんだよな。

マキタ
あいつはすげーからね。

大谷
ご飯は本当にすげー。

マキタ
俺、ご飯みたいな芸人になりてえもん、だって。

大谷
何でも受け止めるから。
これは無謀でしょ?とかって思うのに。

脊山
たまに「取り皿替えましょうか?」って言われちゃうとね。

マキタ
あっ!本当にそれ腹立つの!

大谷
これね本当、そうなんですよ。
僕は横浜中華街にあるんですよ、「萬珍樓點心舗」って。
そこにきしめんの包みっていうのがあってそれはすごい美味しいの。

そこに甘いタレが付いてくるんですよ。
それをきしめんにつけて食べるんですけど、僕の目的は実はこのタレなんですよ。
このタレを後で頼んだチャーハンが来たときにかけるのに使うのに

店員がそのタレを持って行こうとするのを
俺、厨房まで追いかけたんです。
「それちょっと勝手に下げないで下さい」って(笑)

マキタ
分かるわー、でもね俺なんかでもサイゼリアとかでもね
簡単に余った皿の中にちょっと残ってるわけですよね、やっぱりね。

何回かサイゼリアに皆さんごめんなさいちょっと怒ったことがあります。
「ダメです!これは汁なんですよ」って。

大谷
だから勝手にタオル投げるの止めて欲しいよね。
まだテンカウント鳴ってないから。

マキタ
まだ始まってもいねえよっていう。
汁のキッズ・リターンがね、あるんですよ。

脊山
チャーハンって本当そうですよね、ギョウザのタレとかも
肉が残ってちょっとかけて混ぜて。

大谷
再利用するってことだ、そういうことか!汁好きってことは。
なんかすごく分かってきた。

マキタ
そういうことなんですよ、で僕だからちょっとこれが変な犬みたいなところがあって
大事なものを取っておくみたいなところがあって、その汁とか

家庭料理でカミさんが作ったやつで余り汁ってのが
これがあまりにも上出来だとなると、

お腹がいっぱいで受け付けないってときは
タッパにそれをあけて、翌日から使用できるんじゃないかって
冷蔵庫に入れておくんですが

ここからが僕が犬っぽさなんですけど、入れたまま忘れるんですよ。
これ忘れちゃいけないんです。だから僕は汁というものがとにかくちゃんと
まんべんなく使い切るということが一番の目的なんです。

あともう1つ言っておきます。
キャンベルのマッシュルームスープ、これ美味いんですよ!


脊山
キャンプのときとか持って行きます。

マキタ
いいでしょ、あれ?
あれパンつけて食べても良し、ご飯なんかつけて食べたら
その場でリゾットっていうかね、そういうドリア的なものにもなりますしね。

あと「缶つまプレミアム」ってあるんです。
高級な缶詰のつまみにやつなんですけど。
このシリーズの「マテ茶鶏のオリーブオイル漬け」っていうのがあるんです。


これマテ茶鶏が漬かってるんですよ、オリーブの中に。
そのオリーブオイルは絶対に捨てないで下さい!絶対に利用できます。
これはもう翌日スパゲティとかにかけて食べてももう抜群ですから!

大谷
はーなるほど!美味そう!

マキタ
めっちゃ美味いんです。

大谷
これはどこで売ってるんですか?

マキタ
これはどこでも売っています。
コンビニでもありますし、ドンキホーテさんとかどこでもありますから。

大谷
これ残しとくの?

マキタ
残しておきます。汁を残しておくんです。
であと、これは皆さんポピュラーだと思いますが、
サッポロ一番の塩ラーメンありますよね?


塩ラーメンを僕は食べるときにですよ、必ず2袋食べるんですよ。
2袋だと結局袋のスープが余るじゃないですか?
それを1袋分だけ残しておくんですね、やりますよね?

大谷
私、やります。はい。

マキタ
これ何でも使えるんですよ。

大谷
本当、電波に乗せて教えたくないぐらい。
僕は鍋のシメがサッポロ一番塩ラーメンの麺を使うんです。
で、ちょっとだけ入れるんです。

3分の1くらいかな?入れる、だってもう汁に味はあるから。
最後の味付けとしてサッポロ一番塩ラーメンを使う。
で、ちょっとだけ3分の2だけ残しとくんです。

次の日、野菜炒めとかにぶっかけるの。
もう塩コショウ要らないですよ。
本当に美味いから、2日間かけてね

「お前2日も俺を楽しませてくれるのか!」と。
そういうことだ!これは勉強になりましたよ。

マキタ
だから今日のコンディションの中で限られた限り言いましたけど、
まあそんな感じでですね、汁はとにかく再利用して下さい。
使い切るということ。

大谷
これは別に良いことだもんね。
食べ物を大事にしているっていう感じでは。
で、なんか新しい楽しみ方だよね。ちょっとDJ的な、リミックスだよ。これ!

マキタ
大谷くんがやってることなんですよ。

脊山
実はでも密かに楽しんでいた方法だったりしません、各々が?
あと親に怒られてきたから言い出さなかったとか。

大谷
親も本当は隠れてやってるんだよ。

マキタ
親はだから「クラブに行くな」って言うでしょ?
でもクラブではそうリミックスとかっていうものを
やっぱりやってるわけです、DJが。

脊山
「お行儀悪いわよ」とか言いながら。

マキタ
でもみんな好きじゃない?ねえ。

大谷
好きなんだよ、若いころは絶対やってたんだよ親が!

(了)

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