今回は2016年2月2日放送「大谷ノブ彦 キキマス!」
「グルメの迷宮 ハンバーグ」の一部を
起こしたいと思います。
前回の
ダイノジ・大谷ノブ彦とマキタスポーツが語る「みんなハンバーグ食べてもう少し優しくなろうぜ」
の続きとなります。
大谷
マキタくん、こんな仮説はどうですか?
マキタ
どうですか?
大谷
「ハンバーグとは尾崎豊である」っていう。
マキタ
ちょっと待って下さい、ちょっと飛びすぎて宇宙に飛んだり・・今度は尾崎豊なの?
大谷
最近、尾崎豊さんの動画をよく見るんですね。先週マキタくんが「COOKIE」という曲をリクエストしてくれて、僕はあの曲が大好きで・・彼女にクッキーを作ってもらうっていう。
だからすごく深いテーマを歌っているんだけど「近くの人を好きだ」って言っているだけの歌なんだよね。あれが「良い曲だなあ」なんて俺が高校時代から思っていて、すごい嬉しかったの!マキタくんがリクエストして。
そっから急に昔の尾崎豊さんの動画をよく見ていると、すごく面白くて。講談とか落語みたいなMC芸なんですよ。
「ハイスクールロックンロール」っていう曲をやる前に「俺はむかし友だちがいなくて」・・ワーッ!って。「休み時間はウォークマンを聴いていたんだ」つって。
「ウォークマンの中身は・・・・ブルース・スプリングスティーン!」ワーーッ!!って「ジャクソン・ブラウン!」ワーーッ!、「そして佐野元春」ワーーーッ!!!って「浜田省吾なんかだ!」ワーッてなるわけ。
そういう1つお客さんとのシンクロみたいなやってから曲がドーンって入った瞬間にドワーッ!って盛り上がる。「これ1つの芸だな」とか思って。
俺はなんかそれを見ているときにちょっと笑いながら、すごくだから尾崎豊さんの持っている・・なんかこの愛しさ・・隙?隙があるわけ。隙がすげーあるなあとか思ったんだよね。
なんかそれが面白いなと思ってる反面、例えば俺が尾崎豊さんで1番好きな曲「シェリー」っていう曲がある。あれ切実なのよ。10代のときに聴いたときにすごく刺さっちゃって。
今もあの曲を聴くと、あのころの自分になるし。でもどっかでいわゆる尾崎豊さんをバカにするというか・・
マキタ
そうそうそう、俺もあったなあ・・。俺は本当に尾崎豊さん大好きでね、山梨でもコンサートも何回も行ったし、東京でも行ったよ。
だけど東京に出て来てからちょっとオシャレなものにかぶれちゃって、尾崎豊を意志の力で嫌いになろうとかね。あくまで意志の力なんだよ。だけど尾崎を見ちゃうと持ってかれちゃうの。だからそういった意味でも「ハンバーグ」だよ。
大谷
俺だから東京出て1人暮らししたときに確かにそうだった。自分がサブカルチャー好きなときにわざと尾崎豊っていうのを記号化して批判することで「俺はセンスがいいんだ」って
みたいなことを言う事で遠ざけたけど、子どもができたことによって子どもがもう1回ハンバーグに再会させてくれたのよ。
マキタ
そうか、再会させてくれたんだ。
大谷
そしたら、さっきと一緒なの。やっぱり食べたら美味いんだよ!
マキタ
そう、あらがえないんだよ!ハンバーグにはあらがえないんだよ!
大谷
尾崎豊にはあらがえない。
マキタ
今見たら、持って行かれちゃうんだから!確かにご飯食べれちゃうもんね。
大谷
あのころの自分もそうだし、今聴いてもやっぱり良いんだよ。俺はなんかハンバーグのその隙も含めて、でもどこか切実さも。ハンバーグにはあるんだよ。「みんな仲良くしようぜ!」っていう。
マキタ
尾崎豊だ!なるほどな。
大谷
って俺は思う。だから尾崎豊を1回否定するのは通過儀礼じゃん?大人の男になる通過儀礼。わざと嫌いになることで何か上から目線でバカにすることで自分は少し成長したというか格好良いんじゃないか?と思うけど・・
マキタ
そうだね。
大谷
もう1回子どもが出来て戻ってきたときに、結果は好きなんだっていう。
マキタ
子どもがきっかけでそういう目線が出来たんだね。
大谷
そう、子どもが思い返してくれたっていうか・・だから今日持ってきているみんなの熱いメールもね、文字数がすげー長いもん(笑)
いろいろと来ています、ありがとうございます。51歳の横浜市の方です。
メール
ハンバーグはひき肉と玉ねぎと卵、パン粉だけではなく豆腐とおからを入れて作ります。
大谷
つなぎ問題ね。つなぎを工夫する人ね、おから。
メール
量は上手く調整をしないとパサパサになるので注意ですが、ヘルシーなんですよ。たまにひじきなんかも入れると良いですね。パサパサ感はソースでなんとかなります。デミに醤油を加えて最後に柚子を入れると香りも良いですね。
マキタ
ずいぶんハイブリッドでなんかシャレてますわね。
大谷
51歳だから。いろいろ経てこれにたどり着いてカロリーも気にしている。
これもだから分かるじゃん?51歳の方が言うから。
マキタ
そうかそうか、説得力がね。
大谷
俺この人の51年間を考えたよ今。ちょっと考えちゃうよ、10代のときはデミが好きだったんだろうなとか?ハンバーガーにハマったときもあった、でも今はつなぎを工夫してひじき入れちゃってさっぱり行きたい、柚子で仕上げたいっていう。
マキタ
どんだけのことを行っても、しょせんハンバーグだもんね。っていうぐらいのことだもんね。
大谷
ハハハハハハ、そう!それが面白いんすよ(笑)
マキタ
で、結局ハンバーグ食べたいんだもん!そうやって工夫してまで面白いなあ。
大谷
横浜市の52歳の方、いつもありがとうございます。
メール
ハンバーグといったら絶品のハンバーグが横浜にあります。10人しか入れない小さな店ですが「ビストロ ショー・ラパン」。シェフお1人で切り盛りするランチで出されるハンバーグは絶品中の絶品。
このシェフ何を隠そう、あのホテルオークラで長年にわたり腕を振るわれた方。「偉くなっちゃうと料理作らせてもらう機会が少なくなっちゃうから」と今から12年ほど前にホテルを退職。
そして今のお店をオープンされました。ふんわりとしたハンバーグに名ホテルのフレンチ仕込みのソース、1度味わってみて下さい。
大谷
すごいよね?お弁当の中の小っちゃなハンバーグもあれば、こういう一流を通った人がもう1回やりたくなるハンバーグ。ハンバーグの汎用性っていうのが・・
マキタ
すごいね、広いね。やっぱりハンバーグ。
大谷
ああ、映像見せないで!ダメダメダメ!
東島
トマト系のソースですかね?
大谷
横はスパゲティですか?スパゲティとお野菜・・ああダメだな。ご飯3杯行っちゃうな。ハンバーグだけはライス平べったい皿で食いたいね。やっぱ茶碗じゃないね。
平べったい方がやっぱりソースがまんべんなくかかるんだよね。それが良いんだよね。もう1通だけ行きましょうか?
メール
私は「びっくりドンキー」のハンバーグがナンバー1だと思います。
マキタ
あっもう・・僕も!僕もです。
メール
肉汁が出るのも良いんですが、やはり味が濃いのが良いんですよ。我が家では各自味に味噌かコンソメスープを入れて作るのを行っています。ハンバーグのタネ、そして外せないのがデミグラスソース。
このソースを食べ終わったあとに、前菜のブロッコリーにつけて食べたり。マッシュポテトのこのソースをつけてお皿が洗わずに自然に綺麗になる。それが私のハンバーグ美学です。
マキタ
なるほど分かるよ!「びっくりドンキー」の「ハンバーグディッシュ」あるじゃないですか?あのプレートというか木の枠のあれに入ってるやつ!
あれ、俺1番デカいグラムのやつ頼んでさ。ご飯と一緒になっているでしょ?あのハンバーグそれ自体が味が付いてるじゃない?そこから肉汁がでるじゃない?
おまけにサラダがついてるでしょ?サラダにかかっている「びっくりドンキー」特製のドレッシングみたいなやつあるじゃないですか?
大谷
はい、あれ美味いんだよ。美味いんだよ!!
マキタ
あれと肉汁が溶け合ったやつ、最後にご飯のところに寄せてあれで綺麗に成仏させて最高に美味いんだよ!最高なんだよ!最後までびっくりしてるもん!
大谷
最初から最後までびっくりさせやがる!(笑)
マキタ
まずあのメニューが重いところからびっくりしてるからね。木の枠の「メニュー重すぎるよ!」とかってそっからびっくりしているから。
大谷
俺はね、あそこが好きよ渋谷とか新宿にある鉄板でソースかける・・よく行くんだよ。「ゴールドラッシュ」もう永ちゃんの曲にもあるよ。あそこ金なんだよ。
最初にね、ナプキンか何かを上にあげてソースがハネますから。あげてソースをかけてジュワーってなってるのをそのナプキン越しにちょっとだけ覗くんです。
マキタ
ダメダメ!大谷くん見ちゃだめよ!ハタ織っているところだから(笑)
大谷
ちょっと市原悦子さん的な感じで覗いたときの幸せ?あれ金だから!もう本当に。
マキタ
なるほどね、覗くやつね。
大谷
「もういいのかな?」「もうはじかないのかな?」っていうのが探りながら。
マキタ
「ポーキーズ」みたいなやつがね、ちょっとスケベなシーンとかでね。女子の更衣室覗くみたいな。
大谷
ちょっとそういうのがあるね・・引いてる?(笑)
引いてる?それともひき肉してる?
(了)
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