今回は2016年12月7日放送「大竹まことゴールデンラジオ!」
「大竹メインディッシュ」石田靖さんの回を
起こしたいと思います。
町
吉本新喜劇座長の石田靖さんです、よろしくお願いします。
石田
どうもよろしくお願いいたします、こんにちは。
大竹
座長、ようこそいらっしゃいました。
石田
いやー緊張ですね。
大竹
何をおっしゃいます!
町
あれ?本当ですか?
石田
いやいや、お2人とも1回はお会いしているんです。今もちょっと軽くお話しましたけど大阪の番組で・・
大竹
うっすら憶えてます。
石田
ホンマですか?和服を着て「街ぶら」をする番組やったんですよ。亡くなられた名古屋章さんが座長で、あと新喜劇の先輩の池乃めだかさんとか、あと、なるみちゃんって大阪の女の子。
一緒に街をぶらぶらするときに、最初はきたろうさんが来られたんですよ。その次に斉木しげるさんが来て、最後に大竹さん来られたんですよ。順番で。
大竹
あ、そう?すいませんでしたねえ。
石田
いやいや、なんで謝る必要があるんですか?
大竹
なんか悪いけど・・(笑)
石田
何にも悪いことしてないですよ!ただただやっぱり僕らも「怖いキャラ」っていうのがあったから。
町
でもギラギラはしていましたよね?
石田
番組内で首を絞めてくれはったんですよ「コラー!」みたいなので。緩く絞めてくれましたよ。全然痛くないように完全なプロレスを。
町
口は悪くても手を緩めてる。
石田
そう!ものすごい優しい感じで。
大竹
とにかくもう過去はわたしいろいろ皆さんにご迷惑をかけて・・(笑)
石田
仏さんみたいになっているじゃないですか!
大竹
そうそう、毒っ気がちょっと抜けてね。でもね、番組前半はそんなでもなかったんですけどね(笑)
そんなことはどうでもいいんですけど、もう座長になって何年ですか?
石田
大阪のほうの座長がたぶん十何年前にやっていたんですよ。それが内場勝則さんっていう方と辻本茂雄と3人でなって。
東京の新宿のルミネで新喜劇をしてくれって言われて、こちらに一応籍を置いてそのときにルミネの方の座長でずっとやってたんですね。だから10年ちょいですね。
町
でもまだ50歳だから30代ですよね?すごいですね。
石田
でも、もともと座長やというのを会社が勝手に「ニューリーダー」みたいな感じでやっぱり新喜劇を変えていかなあかんっていうので。
だから座長になったからってギャラが上がったわけでもないし。ただただ責任感だけ。だからちょっと打ち合わせに行っていろんな個性の強いメンバーばっかりじゃないですか?
池乃めだかさんとか、みんなギャグをお持ちの方。その方たちが気持ち良く舞台で泳げるようにするのが大変やったんですよ。やっぱり下のもんで。
大竹
そうだけど、彼らの持ちギャグは強烈だもんね。
石田
いまだに池乃めだかさんは間寛平さんと猿と猫の戯れあいで。だって最終は交尾で終わるんですよ。申しわけないです昼間の番組で。「ニャーー!」言うて!
大竹
そんなの仕切れないよ、普通ね。
石田
それを毎回毎回小っちゃく変わっていくから、もう舞台袖で観るのが楽しみで仕方ないですね。
大竹
変わっていくというよりか、いいかげんだから(笑)
町
同じ通りにやってくれないっていう。
大竹
同じ通りにできない。
石田
基本そうですね。だからいつよく言われるのが「台本あるんですか?」って。一応あるんですよ。でもある中でその流れの中で勝手にアドリブ入れたくなりますし。
NGKって1週間やらなあかんので、やっぱり飽きてくる部分があると思うんですよ。
大竹
俺、1回だけなんか出させてもらったことあるのね。寛平さんと一緒に・・・いやもう何にもできなかった。
町
悔しそう・・。
石田
寛平さん相手にですか?
大竹
うん、寛平さんと一緒に出て行くんだけれども。何にもできなかった。
石田
いや僕もそうやったんですよ。「できないけど、舞台で遠慮してはいけない」と思ってそれでちょっとバシバシ叩いて今でも寛平さんの頭どつけますんで。
「どうしてじゃ?」「なぜじゃ?」言われたら「うるさいな!」っていうのができるんですけど(笑)で、逆に「どうして?」って言うたらどついてくれるんで・・
大竹
あれもわけわかんないけど、「どうしてじゃ?」って間がいいんだよ!関係ないところにスパーンと入るんだよ!
石田
これまた長いでしょ?(笑)まあ、しつこさがオモロいなあっていうのはあるんで。
大竹
もう関西のしつこいのは、同じことを繰り返すっていうのと。それから持ちギャグのめだかさんのケンカとか「今日はこのくらいにしといてやる」とか。もう勝てないよ、アレ!とんでもないもんね。
石田
そうですよね?もう何十年と手垢のついたギャグですから。
大竹
それ石田さんは座長だけれど、二枚目じゃないですか?あいつら顔崩れている人たちじゃないですか?(笑)
石田
ある意味サーカス団の団長みたいな感じなんですよ(笑)なんかその移動動物園のメンバーいろいろカバさんがいてたりとか。
大竹
っていうか、その二枚目の顔で新喜劇で座長をよくやると思って。だって二枚目なんかもうあいつらハナからどうでもいいと思っているでしょ?
石田
相手してくれないんで・・あいつらって(笑)僕、一応座員ですから。一応入ったときにやっぱり二枚目の役ばっかり来るんで。
「じゃあどうしようか?」と思って、やっぱり絡む方を目立たせようと思って。だから、めだかさんとやったら身長差があるから。山田花子とかも。もう全部ね、低いんです。
大竹
いやでもあれだよね?花子だけは強いよね、石田さん?
石田
僕は大丈夫です。山田花子はもともとプロレスラーを目指してましたんで。それで受け身を失敗して頭蓋骨にヒビいってそれで諦めたんですよ。僕もレスラーになりたかったんですよ。
大竹
えっ、だって大学は京都産業大学でしょ?それでプロレスラーになっちゃうってこと?
石田
京産大に行くのもテレビに出たくて行ったんですよ。「ラブ・アタック」っていう番組があって、そこに出たくて行ったんですよ。
もともとその前にはプロレスラーになりたかったんですよ。おふくろに「大学進学をやめて、とりあえず僕はプロレスラーになる」言うたら・・
おふくろにバンッてはたかれて倒れて馬乗りでボコボコどつかれたんです(笑)
そんな弱いレスラー無理やと思って、でも「いちびり」って目立ちたがり屋だったから京産大にいったんですよ。
「ラブ・アタック」って学生が出演できる番組があったんですよ。上岡龍太郎さんと和田アキ子さんが。
町
じゃあそれに出るためだけに選んだ?
石田
そうなんですよ。
町
すごい不純な目的!
石田
それで受かったんですよ!
大竹
っていうか、イメージで言って失礼なんだけど。京都産業大学ってさ、本当失礼なんだけど・・なんかバカ田大学の代名詞みたいな、関西では。
石田
失礼じゃないと思います。はい、そうです。先輩たちに鶴瓶師匠がおられたり、あのねのねさんでしょ?
町
もう錚々たるメンバーですね。
大竹
お笑いの系譜がみんな京都産業大学なんだよ。
石田
ワハハ本舗の梅垣さんもそうですし。ハイヒールのリンゴさんもそうですし。
大竹
そうなんだよ、そのイメージが。
石田
なんかあみだくじで通ったみたいな感じですね(笑)でも実際に受験のときに「犬」って書いてあって犬の絵とつなげるような感じの簡単な記号で行けたんですよ。
町
それ小学生でもできる(笑)
石田
今は違いますよ!今は違いますよ!
町
それ大学に怒られませんか?
石田
大丈夫ですOBですから!今はしっかりしてますから!
それで「ラブ・アタック」に出たくて京産大に行ったんですけど、入った年に番組が終わったんですよ。
それでどうしようか?と思ってたまたま京都花月の前に通ったら、吉本のオーディションの看板があって「あっ、テレビ出れるん違うんかな?」とそれで受けたんですよ。
大竹
今でこそ座長だけど、座長になる前にもうテレビにバンバン出てたよね?俺だって「座長」ってずいぶんあとに聞いた話だもん。
石田
それ僕らのことをご存じやったんですか?
大竹
知ってますよ。僕は「二枚目なのにお笑いやってるな」と思って見てたのが、そのあとで座長だっていうから。その前は何だっけ?
石田
オーディションで受かったあとに、なんばグランド花月のこけら落としに「アメリカン・バラエティ・バン!」っていうミュージカルを呼んできたんですよ。ヒントン・バトルさんっていう。
町
ミュージカルですか!?(笑)
石田
踊ってないですよ!それは客席からみかんの木を持ってきて。幕間にマリリン・モンロー役の人が歌おうとするんです。
で、「すいません、お荷物お届けに来ました」って邪魔する役やったんですよ。のちのち聞くとあの人ですわ、高平哲郎さんが演出されてて。
それはアメリカのミュージカルの中でダニーケー
っていうコメディアンがやっていた役を僕はやらせてもらっていたんですよ。
ミュージカルの中で邪魔しに来て、マリリン・モンロー役の女性と日本語のつたないやりとりで笑いを取る。
それを見ていた会社の人間が「テレビ出したれ」っていうて、ダウンタウンさんが出ている「4時ですよーだ」とかに。
だから、何にもできないですね。あんな今みたいに優しくないですけど、あの当時はエラい怖かったですから。
大竹
そんなこと言ったって吉本の舞台・・俺は今でも憶えているよ。シティボーイズで吉本の舞台に出させてもらって客席にガキが駆けずり回って「つまんない」とガキが走り回るのよ。
石田
託児所みたいなもんですからね。前に本当に桂文珍さんが落語されているときに1歳ぐらいの赤ちゃんがステージに上ってきたんですよ。
「それまで止めへんか?」言うて、それで文珍さんがマイクの前で「産んだら産みっぱなしか?」っていうて、ドカーン受けて!結局それも全部ネタにしていかないと。
町
そうしなきゃいけない場なんだ!怖いですね、何があるか分からなくて。
石田
寄席小屋なので。
大竹
俺は1週間シティボーイズで出て、ミュージックなんとかっていう・・
石田
あ、はい「ポケットミュージカル」っていう。
大竹
それで毎回出て帰って来て旅館で涙で枕びちょびちょになる。俺、それでも東京じゃね・・・
石田
「お笑いスター誕生!」で。
大竹
それでその勢いでウケなかったなぁ・・。「ポケットミュージカル」で一緒に出ている人たちになぐさめられたのを憶えてる。
「大竹さん、今ウケないって辛いでしょうけど。あなたたちはそれでも東京から来た人たちの中じゃマシな方」って(笑)
町
うわー怖い!
大竹
いやでも、ありがたかった。「東京から何人も来てる中じゃあとってもマシな方」って言われたのは嬉しかったよ。それくらいウケなかった。
石田
やっぱり大阪の劇場ってなかなか独特なんですよね。僕らも今ルミネでやらせてもらってやっぱり温度差はあるんですよ。あと客席との距離感とか。
「なんばグランド花月」は広いんですけど、新宿のルミネだったら近いんで。それで「スマートさ
とかなんやねん!?」っていう。
劇場自身も「対東京」みたいな思うてるん違います?
大竹
ああ、そういうところあるかもしれないね。
石田
あと、いろんなお芝居あるじゃないですか?「携帯電話は鳴らさないで下さい」ってちゃんと落として電源切るじゃないですか?
「なんば」の方は違うんですよ、鳴るんですよ。鳴ったら普通切るじゃないですか?「ちょっと待って代わるわ」言うて、僕らに渡すんですよ、舞台上の。
町
出ている人よりお客さんの方が面白いですね。
石田
はい、「ちょっと代わるわ」言うて(笑)「今、本番中やから切ってくれる?」って切ってそれも全部笑いになるんで。
結局そういう人らがこっちを振り向いてくれるまでやらないとってなると、スマートにやろうとかじゃなしに。
僕は大竹さんが暴れる様を見て「あっ、舞台上では暴れよう」って本当思いましたね。
大竹
いやいやいやいや!
石田
空気止まっているときに暴れるとね、子どもって笑うんですよ。ただ暴れ方が僕らは柔らかいけど大竹さんの暴れ方は鋭かったですから(笑)
町
今日のオープニングもそんな感じでしたね。「うわーっ!!」とか言ってましたからね(笑)
大竹
俺のこというのもなんだけど・・理由があって、みんなキレるでしょ?俺違うんだもん、もうキレたまま出ていくから、理由がないのね。俺のはね、まあどうでもいいんだけど(笑)
石田
それ本当にありました。暴れて遠慮をしないことが1番かな?と思って。でも舞台上は別に頭をハツいてもいいしっていうのが。
大竹
でも放送局に何十年間も出入り禁止になったりとかいろいろあるのよ、やっぱり(笑)
町
なるほど、やりすぎというか・・。
石田
すいません、なんか今日は嫌な思い出ばっかり思い出して・・
大竹
いやそうだよ!本当だよ!思い出したよ所さんに「なんで君はそうなの?」って言われたことあるね。
町
えっ、所さんにですか?あんまり怒らなそうですよね。
大竹
いやそうじゃなくて「お前のやり方にはもう開いた口がふさがらないわ」っていう言い方で。
ここはそんなことしなくてもできるだろうに「お前はなんでやっちゃうの?」みたいなね。
石田
なんでなんですか?
大竹
分かんないよ!!(笑)
町
そうですよね、分かったら説明できますよね。理由がなくてキレるっていう。
石田
本能ですよね。いうたら今もこの放送してるときに急に僕がキレられるかもしれないってことですもんね。
大竹
もうそんなことはありません!
石田
いや、ありますよ!散々それやった中で(笑)
大竹
いやいやまあいいんだけども石田さんの話ですよ。座長になって10年。
石田
でも座長みたいな感覚はないんで、今は大阪は大阪でやっているんでルミネの場合はやるっていう話で。だからそのルミネの場合は毎日やっているんですけど、新喜劇は毎日やっていないんで。
大竹
あれ、俺笑ったのが新喜劇がヨーロッパに行かなかった?
石田
海外は公演してます。
大竹
あれはすごいなーと思ってさ。内容は知らないけどあれはウケたの?
石田
一応、字幕は出すんですけど。
町
日本語?
石田
日本語でやりますね。字幕出てるんですけれども、1番ウケたのが島木譲二さんっていう方がおられまして、クマみたいな感じの。裸になって「パチパチパンチ」って叩くんですよ。
あれ観て痛そうな顔しているのがたぶんウケてる感じやったんですね。「あっ、痛いのにがんばってる」っていうのを。
やっぱりその・・めだかさんの身長差。僕が「見えない、見えない」っていうのが分かりやすいのは。
町
ああ、セリフがなくても。
石田
アジアも行きましたし、台湾とかも。山田花子と2人ともレスラーになりたいって言ってましたから、舞台上で暴れようとパイルドライバーしたりとか。
大竹
そういうのが分かりやすいから。
石田
はい。本当のレスラーの方に「君たちはプロレスが上手いね」って言われたことがあるんですよ。当てないようにとか。
大竹
でもさ、石田さんなんかやっぱり新しい波の乗ってきて座長になるわけじゃない?そうするとやっぱり舞台では言っちゃなんだけど、繰り返されている分かりやすい客が沈んでも笑わせるぞ!みたいなのが流行ってるわけじゃない?
そういうのに対して、これを背負っていかなくちゃいけないわけでしょ?
石田
やっぱりでもお客さんに育てられたっていうところはあると思いますね。その中で結局100回練習するより1回の本番の方が力ってつくじゃないですか?
僕らはだからあんまりテレビ放送がないときもやっていたので。みんなの注目がないときにやらせてもらってて力がついたっていうのはありますね。
じゃあその邪魔をしないように違う方向に持っていくとか、僕がツッコミしながらでもボケを入れるとかいろんな方法論が出てきた。
あと、僕らの時代のときには「回し」っていう・・いわゆるサッカーでいうセンターフォワード、パス渡したるよっていう、そこが重要やって内場(勝則)さんがおっしゃってくれたんですよ。
大竹
あっそういうことなのか!前は違っていたもんね。前はパスじゃなくて寛平さんがメインで暴れまくるみたいなのが。
石田
ギャグ・ギャグ・ギャグ・ボケ・ボケっていう状態でしたけど。それこそ海外公演で花紀(京)師匠と内場さんと呑みにいったときに。花紀師匠ってもう亡くなられたんですけども、すごい大御所の方なんですけれども。
その方がずっとボケをされているんですけど「回しをしていたら一生食える」っていうのを言ってくれはったんですよ。いうたら目立たないところじゃないですか?
町
でも誰にでもできることではないよね?
大竹
いや、できないできない。
石田
そうですね・・まあ慣れですね、慣れやと思います。それがやっぱりたぶん番組のMCもそうやし、今ぼくがやらせてもらってる「出張鑑定団」行ったら依頼人の方をイジるわけじゃないですか?
素人さんだらけやから何をしゃべるかわからんわけですから、それを2時間半一緒にやるっていうのを。やっぱり相手を立たせてあげるっていうことをすごい教え込まれましたね。だから目立ちはしないですけど、地味に生きるという。
大竹
あと「探偵!ナイトスクープ!」、あれもやっぱりいろんな依頼がきて面白いよね。
石田
裸が多いですね、僕。最近はそうでもないんですけど、デビュー作が裸やって、そのあとあったのが「寒いところでアイスクリームを食べたら温かく感じるか?」っていうのをやったんですけど。
北海道の2月くらいの旭川の山に登って、まずは服を着たままで食べたんですけど・・まあ冷たいですよ。ほんならディレクターがちょっと1本切れているんでしょうね「それは君が身体が冷えてへんからや」言われて真っ裸になって吹雪いているなかで。それでアイスクリーム食べたんですよ。
町
温かかったですか?
石田
冷たかったです!!!普通そのあとスタッフ集まってくるでしょ?みんな自分のことで手一杯やからそのまま裸のまま帰っていくっていうね。
でも一般の方のご依頼に応えるっていう、西田敏行さんが局長の。もとは上岡(龍太郎)さんですけども。
だからほんまにアホみたいなのがめっちゃ多いですよ。「ブーメランパンツは戻ってくるか?」とかね。それも北海道行ったんですよ、真冬。
町
それはまた裸なんですか?
石田
僕がはいているブーメランパンツ脱いで、濡らせて凍らすんですよ。で、ブーメランやから戻ってくる違うか?と思って。それでブーメランのプロの方も呼んで、いちいち調整しながら。そしたらちゃんと戻ってきたんですよ!
町
すごい!バカらしいけど面白い!
石田
そんなん多かったですね、あと「自分のお尻の穴をみたい」とかっていうのもやりましたけど。
大竹
もうギリギリじゃん!そんなの(笑)
石田
今じゃできるかどうか分からないですけど。あと「キャラメルが座薬になるか?」っていうのを。でもこれはおばあちゃんの知恵袋でそういうのがあったんですって。だから依頼者の30代くらいの人がやってみたい!って言って。
みんな下半身裸になって、キャラメルを入れようと思って。キャラメル柔らかいから溶けるんですよ。四角のままやったらダメやから尖らせるんですよ、楕円状に。でもそれでも曲がるから一旦冷凍するんですよ。
冷凍したやつを依頼者に入れたりとか、僕も入れてもらったりとか。そんなら実際ちゃんと座薬の優しい成分があるから便をもよおすんですよ。
これはでも、おばあちゃんの知恵袋でむかし田舎の方で病院がなかったところは、口で入れても大丈夫なものやから、例えば子どもがお腹が痛いって言い出したらそれを入れてあげていたんですって。実際それはあったんです。
町
でも溶けちゃいますね。
大竹
お前もそういう仕事しろよ(笑)
町
依頼があればね・・。
石田
マジですか?体張りますか?
大竹
ちょっと使ってやって下さい。はいはい、今回は東京での座長公演?
石田
いつも年末に僕が結婚した8年前からやらせてもらってて、東の新喜劇のメンバーと西の新喜劇のメンバーが融合してやりたいなと。
大竹
またこの稽古がやっつけみたい稽古でね。
石田
大竹さん!正解です!(笑)
大竹
「ここはめだかさんで5,6分やったらええからね」みたいな。
町
やらなくていいんじゃないですか?
石田
いや、やります!それはある程度、遊びを交えながら。
大竹
それがでも、最初っからおかしいんだよ!!そんなんでもプロは違うなと思ったよ。
町
いやー座長の力ですね。
(了)
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