オカルト研究家・山口敏太郎が語る「『これは嘘だ!』って分かってる事件がいっぱいあったけど、それで消してもやっぱり1割弱くらいは分からないのがいっぱいある」

2017/10/01

アポロ オカルト ゴールデンラジオ フリーメイソン 山口敏太郎 室井佑月 超常現象 本当にあった怖い話

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今回は2017年6月9日放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」
「大竹メインディッシュ」山口敏太郎さんの回を
起こしたいと思います。


室井佑月(以下、室井)
本日のお客様は1966年生まれ、徳島県のご出身です。現在著書「超常現象のつくりかた」が発売中。作家・オカルト研究家の山口敏太郎さんです。いらっしゃいませ。

山口敏太郎(以下、山口)
お願いします。

太田英明アナ(以下、太田)
室井佑月さんはオカルト・超常現象が大好き。

山口
意外な印象がありますね。

室井
私ね、もう小学校のころからさ矢追純一さんっているでしょ?それから中学校時代とか高校時代は平川陽一さんでしょ?

それでそのあと敏太郎さんとベンジャミンさんをずっと追っかけてる(笑)

太田
本格的ですね。オカルトとか超常現象ほど人によって考え方・捉え方のスタンスが極端に分かれるのってないと思うんですけど?敏太郎さんはそもそもどういう向き合い方なんですか?

山口
ちょうど僕、大学時代にUWF旗揚げとかをバイトとかでイベントを手伝っていたりしていて。そこで「なんか技術革新ってこういうことなんだな?」と思ったんですよ。


だから僕が大人になってちゃんと大学を卒業して仕事をやるときには、ちょっと革新を起こそうと思っていて。それでオカルトでもう既に海外の資料を見たら「これは嘘だ!」って分かってる事件がいっぱいあったんですよ。

それで大人になって衝撃を受けたっていうのがあって「あっ、これは情報開示をしていかないとダメだ」ということで「この事件はおしまい」「この事件もおしまい」っていうふうにやっていくスタイルをやったんですね。

太田
ああ、潰していく感じなんですね。

山口
それで消してもやっぱり1割弱くらいは分からないのがいっぱいあるんですよ。

室井
いや、そこが怖いんだって!だから私がちっちゃいころからオカルト追っかけの私が読んでいるとさ。

矢追さんって宇宙人の解剖ビデオが出てきたときに「本物だ!」って証拠だって挙げてきたじゃん?平川陽一さんってテレビのUFO番組とか出てもちょっと照れがある(笑)

でも敏太郎さんは「これは嘘だ」って否定したり、否定しなかったりするものがあるのよ!そこが怖いよね。

山口
そうですね、宇宙人解剖ビデオは輸入した当時の制作事務所が最初に何千万も出して輸入して、あとで局が乗ってきたんですよ。

だから輸入した担当者にもインタビューをとってますが、あれはどうも宇宙人ではないみたいです。生き物ですけど宇宙人ではない・・まあ人間の可能性があるんじゃないか?というのが、ここ数年前に聞いた話ですね。

太田
昔、よくテレビではスペシャルでUFOの写った写真とか頻繁に取り上げてましたけど今はすっかりなくなりましたよね?

それは映像や画面をみると「これは本物だ」「これはニセモノだ」って敏太郎さんみたいにすぐに分かっちゃうっていう世の中になってきたことなんですかね?

山口
前は仲間内だけで作っていたんですよ、それがビジネスになって。このインチキビデオでビルを建てている会社は日本にもメキシコにもありますし、そのバイヤーをやっている日系人も友人がいますけど。

その人たちが具体的に大量生産をするようになってですね、より雑になってきて関係者が増えると秘密が漏れてくる。それでインチキビデオばっかり流していることが判明したっていうことですね。

室井
そうなんだ。昔わたしは新倉イワオさんのおかげで夜ひとりで眠れなかった・・(笑)

山口
あれ怖かったですよね?いや僕はだから「あなたの知らない世界」みたいな再現ビデオでいいんじゃないかな?と思うんですよ。

別にリアルな心霊ビデオじゃなくて、再現ビデオでも十分ビビって、子どものころ僕もトイレに行けなかったぐらいですから。もうあれでいいんじゃないのかな?と。

室井
でもあの・・「本当にあった呪いのビデオ」シリーズって全部最初から見ているんですよ、私。たまにすごいゾゾーッとするのがある!


山口
あれはでも僕から言わせると後ろに書いてありますよね?フェイクドキュメントであるという。

大人として正しい見方は、あれはショートホラーの短編集を見ているようなスタンスで見るのが・・

室井
でも「投稿募集5万円」って書いてあるよ。

山口
そういう体なんです・・(笑)

太田
今はほとんど画像とか映像とかいろいろ処理も高度になってきた分、でも逆に見抜ける力も増えてきた中で敏太郎さんがこのUFOの画像・映像で「これは否定しきれねえな」っていうのもあるんですか?

山口
最近もつい、イギリスの方に送ってきてもらったイギリスの空軍基地の近くの謎の7色に発光して変形する飛行物体はガチです。

室井
太田さん、まだ言ってんの?いるんだよ、宇宙人はね!だってもう「クローズアップ現代」でそういうのをやっているんだよ、NHKのだよ。

太田
でも私見たことないし、一回も。

室井
なんでUFOが太田さんにわざわざコンタクト取んなきゃ・・私だって見たいと思っているのに!

太田
敏太郎さん自身はUFOらしきものを?

山口
見てますよ。見てます、見てます。

太田
・・あっさり言うなあ。それはどういうシチュエーションで見たんですか?

山口
最初に見たのは10歳のときです。それで学校で運動会の予行練習をしていて女子がおゆうぎやってて、僕ら男子が座って見ていて。

巨大なUFOが出現して・・徳島なんですけど眉山って山があるんですね。さだまさしさんの小説になった。あの横に浮かび上がって、当時大塚製薬がバルーンを飛ばしていたんだけど、それじゃないなと思って見ていたら反転した途端に消えたんですよ。

クラスの男子全員が見ていて、最近2、3年前の同窓会でも確認したら、みんな覚えてます。

室井
じゃあ幽霊はいるの?

山口
幽霊もいると思いますよ、当然ね脳内映像の可能性もあると思うんですよ。昔、テレ東の昼間観ていた映画の記憶がどっか忘れてんだけど残っていて。その総集編みたいなものが出てきて。むかし観て忘れちゃってるようなホラー映画のワンシーンが脳内で再生される可能性もあるんですよ。

室井
私、敏太郎の本で読んだのかな?脳の海馬っていうところにキズが生活してたりとかでできちゃったりすると緑色に反応するって。

山口
それは僕じゃないな、僕はただ脳で一部キズがあったりする場合は、霊的なものを見るという説はあることはあります。ただ、でも単なる脳の幻覚とかね。脳内映像にしてはおかしいことがあって「このファッションのこの幽霊が出て来ました」と。

それでみんな見ているんですよ、ある町内で。新聞記事にもなって、しばらくするとその同じ服装の女が死体となって出てくると。死体となって出たあとに幽霊を幻覚したら、それは幻覚じゃないですか?

でも死体が出る前にその同じ死体と同じ服装をした幽霊を見ているということは、あるとしか思えない。予備知識がない。

室井
だってあれだもんね、宮崎勤のお父さんが町内の新聞を書いていて幽霊の記事を書いていたんだよ、被害者の女の子のね。

山口
そうそう、自分の息子が犯した犯罪による犠牲者の幽霊の話を知らないで書いていた。それね、どうも得体の知れないことがあって、よく僕もいろいろ取材するんですけど。死んだおじいちゃんしか知らない情報をしゃべる「通帳の印鑑はこの引き出しにあって・・」とか。

そうするとその通りにあるんですよ。ただそれも家族が誰かむかし聞いた記憶がよみがえったのかな?と思うんですけど、どうも誰も聞いた記憶がないこともいっぱいその幽霊がしゃべるってことがあるんですね。

そうなると全くないことはないんじゃないかな?っていう気がしますね。

室井
幽霊にも会いたい。

太田
でも怖いですよ、やっぱり。

室井
でも会いたいよ、私。

山口
いや、慣れると平気です。

太田
えっ、ということは敏太郎さんはときどき会っているっていうことですか?

山口
まあ、そういう場所しか取材に行かないですからね。

室井
えっ!この次、連れていって下さい!私、ぜひ会いたいんですよ!

山口
僕はいちばん怖かったのは、外国人のおばあちゃんの幽霊がいちばん怖かったです。

太田
どこで見たんですか?

山口
バンコクでカミさんと旅行に行っていて、古代遺跡の取材をやっていたんです。それで寝ていてカミさんと僕のベッドの真ん中に誰か立ってるんですよ、夜中に目が覚めたら。

そしたらなんか品の良い白人のおばあちゃんなんですよ。てっきり、このおばあちゃんお歳だから勘違いして俺の部屋に間違えて入ってきたなと思って「おばあちゃん、じゃあフロント行こうか?」って話しかけたら。

下からスクロールするように消えて行くんですよ。それでヒュッと消えたんですよ。それで夢だと思いたくないから、そのまま朝まで起きていて確実に記憶しているんですけど。非常に恐ろしいです、目の前で人が消えてくっていうのが。

室井
ねえ、幽霊って何しに出てくるんですかね?

山口
なんか魂が出てきているとか、残留思念が残っているとか、まあそこに強力な人の念が残った場合、幽霊となって出てくる説がありますね。

室井
じゃあ必ずしも怖い格好で出てくるわけじゃないでしょ?例えば口から血たらしてとかさ。

山口
意外とそういうのは少ないですよ。普通のきれいな格好をして。生きているときの普通のときの格好をして出てくるから、よく霊を見る人だって最初は生きている人だと思って、みんな話しかけたりするんですよね。そしたら途中でシュッと消えちゃうみたいな。

室井
そうだよね?私やりたいことがあるの。死んでから息子が写真を撮るときに絶対そこに写ってやるっていう(笑)

山口
それ、面白いですね(笑)

室井
でもそのときに血流して出ようとか、驚かせるためじゃなくていたずらだからピースサインとかで出たいと思うよね。

山口
意外と落ち武者とか血だらけの幽霊とかは、割と映画の演出であるじゃないですか?だからあれは脳内再生かもしれないですね。データが再生されただけみたいな。

太田
私はあの基本的に霊感は全くないんですけども、ただ先祖の霊が自分を見守って守ってくれているっていう感覚は常にあって。誰かが死んでもこの人は自分を守るために、あるいは誰かを守るために霊界に行ったんだなって思うというふうに考えるんですけど、その考え方自体っていうのはどうですか?間違ってますか?

山口
いや、間違ってないですよ。そういう供養の気持ちを持つってことは大切なことだと思いますし、やっぱり日本人のアイデンティティとして持っとくべきじゃないのかな?という。割と死んだら「はい、それまでよ」ってドラスティックな考え方じゃないですか、僕らって?

お墓参り行ったらおばあちゃんのことを思い出す、おじいちゃんのことを思い出すっていうのはそれは僕は大切な考え方だと思いますけどね。

室井
それがないと人はみんな悪いことをしちゃうんだよ。だからそうやって人間は縛らなきゃいけないんだよ。

太田
自分を律しなきゃいけない?

室井
そこは違うんだよね、オカルト好きとちょっと外れるよね。

太田
ああ、そうか・・ちょっと今、疎外感を感じた?

室井
私そんなこと言ったら、先祖みんな猿じゃん(笑)

太田
あのー、敏太郎さんがいろんな超常現象を見るなかでみんなが信じている中で「これは絶対ないから信じないほうがいいですよ」っていうようなことっていうのはあるんですか?

山口
どれも存在するんですよ。よく言われるのが、大槻教授と僕の違いっていうのは大槻さんていうのは全部否定するんですけど。

太田
まあ大竹まことさんは今日はいませんけど、基本的に全否定タイプですから。

室井
だから、まことがいなくて良かったよ!(笑)

太田
全く受け入れないですからね「何、バカなこと言ってんだ?お前!」みたいな。

山口
年末にたけしさんの番組で毎年ここ10年くらい会っていますけど、ただ僕は肯定派に座っているんですけど。どちらかというと僕は「中間派」という勢力で、だいたい9割くらい否定して1割のリアルを残すみたいなタイプです。

太田
否定しきれないものは信じようと・・?

山口
それでカメラが回っていないところで大槻さんは「宇宙人いる」って言ってますからね。

太田
えーーっ、そうなんですか?

山口
大竹さんも聞いているはずですよ。編集で上手く入れるのかな?って思ったんだけど、たけしさんがニュース番組を土曜日にやっているから、2,3年前に土曜日に収録がやっていたのかな?

それで「ちょっと待って!」ってたけしさんを止めて「実はわけの分からない言語が飛んできている」と。それで僕らがしゃべった言葉も返って来ているらしいんですよ。

室井
分かった!それ本当にUFOが来ちゃった回でしょ?

山口
あっ、そのときの回。あのときの回も3種類の違う言語を感知していて、ネイティブアメリカンとか日本語の琉球方言とか入れても解析できない言葉が3つだけあると。だから宇宙人は3種類はいるはずだってことを言っちゃったんですよね。だからあれを流せば、バーンと跳ねたと思うんですけどね。

室井
なんで流せないの?

山口
よく分からないです。テレビ番組で僕が「アポロ疑惑」とか言うと次の年に怒られたりするんですよ。

太田
その「アポロ疑惑」って何ですか?

山口
アポロが月に行ってないとか?

太田
そういう説ありますよね?

室井
映像が変なんだよね。

山口
僕は行っているとは思うんだけど、軍事機密だからVTR一部バックアップ用のやつと混ぜているんじゃないかな?と疑っているんですね。でもそれを言うと怒られるとかね。けっこうまだまだアンタッチャブルなところ・・脅迫電話もしゅっちゅう掛かってきまして、うちの事務所は。

「心霊ビデオのインチキって言うな!」とか掛かってくるとか、陰謀論の方に入っていくともっとエグい話はけっこうありますね。

室井
陰謀論大好き!!

太田
全否定されているけど、実はこれ有り得るような陰謀論ってありますか?

山口
陰謀論ですか?陰謀論で有り得るっていうのは・・そうですね、フリーメイソン陰謀説っていうのがあるじゃないですか?この前、僕フリーメイソンのグランドマスターと会ってきたんですけど、タケダさんていう人が新しく就任されて・・

僕が見ている範囲では、ただお金持ちとかの有力者が集まっているから結局政変のときに誰か噛んでるっていうだけであって。彼ら自体は悪いことはやっていないとは思いますよね。だからいろんな某都市伝説番組でボロクソで言ってますけど、フリーメイソンはそんなに悪くないんじゃないのかなと?

それよりか軍産複合体とかですね、そこらへんが戦争屋と叩かれてる人たちですね。そういうのが意図的に紛争を起こしている可能性が僕は強いと思いますよ。

太田
まあ自分たちの利益を得るためにっていうことですね。

室井
だから私、本当に思うもん!なんか世界がキナ臭くなってこの間ほらアメリカがカールビンソンが北朝鮮に行ってなんかやったろか?みたいになっていると、本当に宇宙人がコンタクトとって「今じゃねえの?」ってずーっと思ってたよ。

太田
まあ宇宙人が来たら、世界中が・・

山口
おさまりますよ、そんな場合じゃないですから。だからやっぱり例えばイギリスのBBCなんかはアルカイダの番組を作ってそれは国際のドキュメントの映画祭で賞をもらうくらい評価されているんですよ。

だからジャーナリズムの真髄というのは、僕はその俗にないとされている本当の陰謀論を暴いていくっていうのが一部必要なんじゃないかな?と思うところはありますけどね。

太田
まあタブーはでもないですよね?「こんな話あるわけねえじゃん!」っていうことでもちょっとしたきっかけで「あれ?」って思うことがあれば、やっぱり探究していくべきですよね?

山口
だから沖縄の海底遺跡にしてもね、どう見ても僕は人工物だと思うんですけど。まあ考古学会の主力の先生方は自然物だと言うと。まあ沖縄に超古代文明とか巨石文明があっては困るんでしょうけどね。常識が覆っちゃうから。

でも僕は何も宇宙人もUMAも全部可能性はあるんですよ。この前ツチノコの探検に糸魚川に・・

室井
ツチノコはもうヘビがなんか・・

山口
そうなんですよ、それで調べていくとけっこう八重山諸島とかに足がないトカゲがいるんですね2本。アシナシトカゲって言って、ロサンゼルス空港近郊でも新種が発見されたりしていて。僕はそのアシナシトカゲの1種が日本でまだ少数生きているんじゃないか?と。

室井
もうダメ!ツチノコの話はせっかくの時間が、いろんなこと聞きたいから!

山口
ツチノコは興味ない?(笑)

太田
そろそろお時間が迫ってきたんですけど、何かこれだけは聞いておきたいっていうことは室井さんありますか?

室井
本当に幽霊とかって人にたたったりしたりとかっていうことって本当にあったりするもんなんですか?

山口
呪いとかたたりですか?僕はそういうのは信じない方なんですけど、取材をしていて験が悪いものとか験が悪い事件って本当にあります。本当に人が連続で亡くなっちゃうとか。

だからそれを呪いというならば、不幸のシンクロニシティですかね?を呪いというならば僕は有り得ると思いますね。

室井
もう1個、もう1個聞きたい!日本で見える超能力者っていうか、霊能者って誰が本物?

山口
僕はテレビに出ている超能力者はエンターテイナーでタレントさんだと思うんですよ。意外と比叡山とか高野山とかに籠もっているお坊さんにすごい人が多いです。

僕は既存仏教とか既存神道の神主とかお坊さんで十分超能力者といえるぐらいのレベルの人はいますので。

室井
えっ!ちょっとあとでこっそり・・それ会いに行ったら会えるものなんですか?

山口
えーと、比叡山とかだと誰か有力者の紹介が必要だと思います。

太田
まだまだ、山口敏太郎さんへの興味は広がってるかと思いますけれども。また大竹さんいらっしゃるときにぜひ来ていただいて、ちょっとバトっていただきたいと思います。



(了)

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